当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
ネックレスの留め具に「1/20 14KGF」、腕時計の裏に「14K GOLD FILLED」。14Kと書いてあるから金の価値があるのかな、と気になりますよね。
結論から言うと、14k gold filled(14金張り)は表面だけが14金の素材で、金としての価値は中まで14金の品とは大きく違います。この記事では、1/20の読み方と、売りたい時に店ごとの扱いをどう確かめるかをお話しします。
祖母の引き出しから「1/20 14KGF」と刻印のあるネックレスが出てきました。14金と同じように売れるんでしょうか?
GFは「金張り」という素材の表示なんです。14金とは別物として扱われるので、まずは違いから見ていきましょう。売れるかどうかは店によって分かれますよ。
14k gold filled(14金張り)とは?
14k gold filled(K14GF・14KGF)は、別の金属に14金の層を張り合わせた「金張り」の素材です。日本ジュエリー協会は、GFを「張り合わせた金合金の質量比が20分の1以上の素材」と定めています。
ゴールドフィルド(Gold Filled)を日本語にすると「金張り」です。めっきのような薄い膜ではなく、金の板を張り合わせて作るのが特徴なんです。
おたからやの解説では、14KGFは真鍮や銅などの芯材に、14金の層を熱と圧力で圧着して一体化させる製法だと説明されています。

上の画面は、おたからやの14金ページにある「よくある質問」です。K14とK14GP・K14GFはまったく異なる素材で、K14GP・K14GFは芯材の表面にだけ薄い14金の層を施した加工品だと書かれています。
| 刻印の例 | 素材 | 金のある場所 |
|---|---|---|
| K14・14K・585 | 14金 | 品物全体が14金の合金 |
| K14GF・1/20 14KGF | 14金張り(ゴールドフィルド) | 張り合わせた表面の層 |
| K14GP・14KGP | 14金めっき | 表面の薄い膜 |
| RG(Rolled Gold) | 金張りの一種 | 張り合わせた層(20分の1未満) |
『表面が14金なら、少しは金の価値があるのでは?』と思いますよね。
表面の層には14金が使われています。ただ、品物全体から見ると金はごく一部です。この点は、次の「1/20」の読み方で詳しく見ていきますね。
金張りとめっき、作り方の違い
日本ジュエリー協会の規定では、めっきは「最表面の皮膜金属」を表示するものとされ、金めっきの記号がGPです。金張りは、金合金の板を張り合わせた素材で、記号がGFです。
同じ規定では、金めっきの製品を「金仕上げ」と書くのは不適切な表現とされています。表示のルールを見ても、めっきや金張りは14金の品とははっきり分けて扱われているんですね。
「1/20 14KGF」の1/20はどういう意味?
1/20って、金の厚さのことですか?20分の1ミリとか…?
実は厚さではないんです。日本ジュエリー協会は、金張りの数値は厚みではなく材料の質量比を表すとしています。重さの割合だと考えてくださいね。
日本ジュエリー協会の表示規定では、金張りは次のように分けられています。
| 表示 | 定義(日本ジュエリー協会) |
|---|---|
| GF(Gold Filled) | 張り合わせた金合金の質量比が20分の1以上の素材 |
| RG(Rolled Gold) | 張り合わせた金合金の質量比が20分の1未満の素材 |
つまり「1/20 14KGF」は、品物の重さのうち20分の1以上が14金の層という意味の表示です。
そして、その14金の層の中でも、金そのものは約58.5%(585)です。品物全体の重さに対して、金はさらに少ない割合になる、ということなんです。
例えば、重さのちょうど20分の1が14金の層だとすると、残りの20分の19は真鍮などの芯材です。さらにその層の4割ほどは金以外の割り金なので、金はほんの少しということになります。
『14Kと書いてあるのに、そんなに少ないの?』と驚く方も多いはずです。刻印の「14K」は、あくまで張り合わせた層の純度を表しているんですね。
「14/20 GF」「14KTGF」などの書き方
おたからやの解説では、14KGFの刻印の例として「1/20 14K GF」「14/20 GF」「14KGF」が挙げられています。
「14/20」のような数字の並びの読み方を説明した公的な資料は、確認できませんでした。GFが付いていれば金張りの表示だと考えておけば十分です。
- ネックレスは留め具の近くのプレート、腕時計は裏ぶたを見る
- 「14K」の前後に1/20や14/20の分数が無いかを見る
- 最後にGF・RG・GPなどの文字が続かないかを見る
- 読めない時は、スマホのカメラで拡大して撮っておく
RGは2つの意味で使われることがあります
RGは、日本ジュエリー協会の規定ではRolled Goldの略で、金張りのうち質量比が20分の1未満の物を指します。
一方で、カラーゴールドの「レッドゴールド」をRGと略す書き方もあります。RGだけでは判断できないので、前に1/20やGFが付くか、585やK14と並んでいるかを見てみてください。詳しくは「585RG」「14KT RG」の刻印の見分け方で扱っています。

14k gold filledの価値は?金の量の考え方
ここがいちばん知りたいところですよね。金張りの価値は、2つに分けて考えると分かりやすいです。
- 表面は14金なので、見た目は14金の色
- ブランド品やヴィンテージ品は評価されることがある
- デザインが気に入っていれば、使い続ける価値がある
- 金があるのは張り合わせた表面の層だけ
- 品物全体に対して金はごく一部
- 金の重さで値段をつける買い方には向かない
おたからやは、14KGFには純金や14金のような高い資産価値はなく、金としての買取価値は限定的だと説明しています。そのうえで、ブランド品やヴィンテージ品、デザイン性の高い物は、状態やデザインによって買取価格がつく場合があるとしています。
『それなら、売っても仕方ないのかな…』と感じた方もいるかもしれません。
金張りは、14金に近い見た目を楽しめる素材として作られています。気に入って使っているなら、そのまま使い続けるのも十分ありなんです。
こんな品はどう考える?
例えばこんな場面で、考え方を整理してみます。
| こんな品物 | 考え方 |
|---|---|
| ブランドのGFネックレス | 製品として見てもらえる店があるので、扱いを聞いてみる |
| ノーブランドの細いGFチェーン | 金としての値段は期待しにくい。使い続けるのも選択肢 |
| GOLD FILLEDの古い腕時計 | 時計として見てもらえるかを店に聞く |
| 1/20 14KGFのメガネ | 金張りのメガネを扱う店かどうかを先に確かめる |
使い続ける場合は、手入れにも少し気をつけてみてください。おたからやは、研磨剤入りの金属磨きはメッキや刻印を削ってしまう恐れがあるので使わないように、と案内しています。やわらかい布で軽く拭く程度にしておきましょう。
金張りの値段は、金の量よりもブランドやデザイン、店の買い取れる範囲で大きく変わります。そのため、この記事では金額の目安は書いていません。実際の金額は、品物を見てもらって確かめてください。
14k gold filledは買取してもらえる?店ごとの扱い
金張りでも、買い取ってくれるお店はあるんですか?
扱いを公式サイトに書いている店はありますよ。ただ、買い取らないと明記している店もあるので、持っていく前に確かめておくと安心です。
各社の公式サイトに書かれている扱いを、2026年10月21日に確認した範囲でまとめます。良い悪いではなく、品物に合う店を探すための材料として見てください。
| 会社 | 公式サイトの表記(要約) |
|---|---|
| コメ兵 | GP(金メッキ)、GF(金張り)表記があるものは買取できない |
| RE:TANAKA(田中貴金属) | 「メッキ品等」は買取できないものに挙げている(金張りの個別の記載は見当たらない) |
| バイセル | GP・GFのメガネフレームは金素材としては買取できない。人気ブランドなら製品価値で評価できる場合がある |
| 買取福ちゃん | メッキ製品は基本的に買取していない。人気ブランドのアクセサリーなら買い取る場合がある |
| おたからや | 金張り(GF)や金メッキ(GP)のメガネも査定対象。14KGFの金としての買取価値は限定的と説明 |
| ザ・ゴールド | メッキ製品の取扱いも可能と案内。RGP(金張り)もメッキとして扱う |
扱う店でも、金の重さだけで値段がつくわけではありません。ブランドやデザインが評価されるかどうかが分かれ目です。
問い合わせる時の聞き方
電話やフォームで聞く時は、刻印をそのまま伝えるのがいちばん確実です。
例えば「留め具に1/20 14KGFと刻印があるネックレスです。買取の対象になりますか」と聞けば、店も答えやすくなります。ブランド名が分かる物は「ブランド名と、箱があること」と添えましょう。
対象外と言われても、気にしなくて大丈夫です。扱いは店ごとの方針なので、別の店に聞いてみればいいんです。
なぜ店によって扱いが分かれるの?
店によって、品物の見方が違うからです。金の重さと純度だけで値段を決める店もあれば、ブランドやデザインまで見る店もあります。
例えばRE:TANAKAは、デザインやブランドなど貴金属以外の価値は評価しないと案内しています。金の部分だけを見る買い方だと、金がごく一部の金張りは対象になりにくいんです。
反対に、製品としての価値も見る店なら、ブランド品やデザインの良い品に値段がつくことがあります。金張りを売るなら、こうした店に聞いてみるのが近道ですね。
GFの刻印がある品は、14金の単価で計算されるものではありません。14金のつもりで持っていくとがっかりしてしまうので、「金張りです」と最初に伝えて、買取の対象かどうかを聞いてみましょう。
14金・メッキ・金張りが混ざっている時の考え方は、14金は売れる?買い取ってもらえる物と断られやすい物でもまとめています。
腕時計・メガネ・ボールペンの「GOLD FILLED」
金張りは、アクセサリー以外にもよく使われています。腕時計のケース、メガネのフレーム、ボールペンの軸などです。
ただ、これらは金の部分だけでなく、品物そのものの価値もかかわってきます。この記事では「14金張りの部分をどう見るか」に絞ってお話ししますね。
メガネのフレーム
メガネでは、テンプル(耳にかける部分)とフロントで素材が違うこともあります。刻印は、テンプルの内側や鼻当ての近くを見てみてください。
例えば、テンプルに「1/20 14KGF」、フロントに「K12」とあるメガネなら、部分ごとに素材が違うということです。RE:TANAKAは、組み合わせの製品はパーツごとに品位を特定すると案内しています。どの部分がどの素材かは、店で分けて見てもらいましょう。
おたからやは、金張りや金メッキのメガネも査定対象で、レンズや鼻パッドは付けたままでよいと案内しています。一方、バイセルはGP・GFのメガネフレームは金素材としては買取できないと説明しています。14金のメガネ全体の売り方は14金のメガネフレームの買取相場でまとめています。
腕時計とボールペン
腕時計の裏ぶたやケースに「GOLD FILLED」とある物は、金張りのケースと考えられます。時計としての評価は機種によって大きく違うので、時計の売り方は14金の時計の買取を見てみてください。
どの品物でも共通して言えるのは、「GOLD FILLED」や「GF」の表示がある部分は、金の重さで値段をつける対象にはなりにくいということです。売るかどうか迷う時は、時計やペンとして見てもらえる店かどうかを先に確かめておくと、行ってみて対象外だった、ということを防げます。
ボールペンにも、金張りの軸の物があります。刻印の「14KT」の読み方はクロスのボールペン(14金張り)の買取価格で扱っています。
14k gold filledでよくある相談
知恵袋などで見かける相談を、要約してお答えしますね。
14k GFの小さなアクセサリー、1gも無いけど売れる?
金張りは、金の重さで値段をつける買い方には向かない素材です。重さが少ない物は、なおさら金としての値段は期待しにくいと考えておきましょう。
ブランド品なら製品として見てもらえる場合もあるので、扱いを公式サイトに書いている店に聞いてみてください。
「14K 50 MICRONS GOLD FILLED」と刻印された動かない腕時計に価値はある?
ミクロンは厚さを表す単位です。日本ジュエリー協会の金張りの表示は質量比なので、この刻印は日本の規定とは別の書き方になります。
いずれにしても金張りのケースなので、金としての値段はあまり期待できません。動かない時計でも、時計として見てもらえるかどうかは店に聞いてみるのが確実です。
GF・RGF・RGはどう違う?
日本ジュエリー協会の規定で定義があるのは、GF(質量比が20分の1以上)とRG(20分の1未満)です。
RGFのような表記は規定に載っておらず、公的な定義は確認できませんでした。どれも金張りやめっきの仲間で、中まで14金の品とは別物だと考えておけば大丈夫です。
結局、金張りの物は売らないほうがいいんでしょうか?
そんなことはありませんよ。扱っている店で金額を聞いてみて、納得できれば売る、気に入っていれば使い続ける、どちらでもいいんです。
金張りと14金が混ざっている時の売り方
引き出しを整理すると、金張りと本物の14金が一緒に出てくることも多いですよね。
特に遺品や形見の整理では、どれが14金でどれが金張りか、家族も分からないことがよくあります。刻印を見ながら分けていくと、売る物と残す物も決めやすくなりますよ。
- 刻印を拡大して読み、K14・585の物とGF・GPの物を分ける
- 刻印が読めない物は、別の袋にまとめる
- ブランド名や箱・保証書があれば、一緒にしておく
- 店では「金張りの物と14金の物があります」と最初に伝える
- 品物ごとに買取の対象か、金額はいくらかを聞いてから決める
めっきの見分け方は14金メッキ(K14GP)の刻印の見分け方で詳しく扱っています。
| 袋の分け方 | 刻印の例 | 店で伝えること |
|---|---|---|
| 14金の袋 | K14・14K・585 | 14金として重さと単価を聞く |
| 金張りの袋 | 1/20 14KGF・GF | 買取の対象かどうかを聞く |
| めっきの袋 | K14GP・GP | 買取の対象かどうかを聞く |
| 分からない袋 | 刻印が読めない | 分析して素材を教えてもらう |

おたからやは、査定料・鑑定料はかからず、相場確認だけでも無料と案内しています。14金の物と金張りの物が混ざっていても、まとめて見てもらえば、どれが14金かも一緒に分かります。
PR|金・貴金属の買取
14金の査定額を確かめる
K14・14K・585の刻印がある品は、切れたチェーンや片方だけのピアス、刻印が読めない物でも、1点から金として査定を受けられます。ハワイアンジュエリーや金縁メガネ、万年筆のペン先も相談でき、店頭のほか出張査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
提示額に納得できなければ、その場で売らなくてかまいません。思い出のある品なら、残すという選び方も大切にしてくださいね。
よくある質問
14k gold filledに金の価値はありますか?
表面の層には14金が使われていますが、品物全体に対して金はごく一部です。金としての価値は限られ、値段はブランドやデザインで決まることが多いです。
1/20 14KGFの1/20は何の数字ですか?
日本ジュエリー協会の規定では、金張りの数値は厚みではなく材料の質量比です。GFは張り合わせた金合金が重さの20分の1以上の素材とされています。
14k gold filledは買取してもらえますか?
店によって分かれます。GFは買取できないと明記している店もあれば、査定対象としている店もあります。持っていく前に公式サイトで扱いを確かめましょう。
金張りとメッキはどう違いますか?
金張りは金の板を張り合わせた素材、メッキは表面に薄い膜をつけたものです。どちらも中まで14金の品とは別物として扱われます。
14金の物と金張りの物を一緒に査定に出してもいいですか?
一緒に出して大丈夫です。刻印ごとに袋を分けて「金張りの物もあります」と伝えると、店も品物ごとに見やすくなります。
まとめ
- 14k gold filled(K14GF)は、別の金属に14金の層を張り合わせた金張りの素材
- 1/20は厚みではなく質量比で、GFは20分の1以上、RGは20分の1未満(日本ジュエリー協会)
- 金としての価値は限られ、値段はブランドやデザインしだい
- 買取の扱いは店で分かれるので、公式サイトで確かめてから持っていく
- 14金の物と分けて、刻印ごとに見てもらう
14金の売り方全体は14金の買取ガイドで、値段の計算から店の選び方まで順番にまとめています。







コメント