当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
アクセサリーの留め具や指輪の内側に、小さく「585」と打たれているのを見つけた。そんな時、これが金なのか、何の数字なのか気になりますよね。
結論から言うと、金製品の585の刻印は「金が1000分の585以上入っている」という意味で、14金(K14)と同じ純度です。この記事では、585やK14・14K・14KTの読み方と、刻印がある場所、売る前の確かめ方をお話しします。
母の引き出しから出てきたネックレスに「585」と刻印がありました。K14とは書いていないんですが、これも14金なんでしょうか?
金の刻印として打たれた585なら、14金と同じ純度を表しています。数字で書くか「K14」と書くかの違いなんです。まずは数字の前後に何が付いているかを一緒に見てみましょう。
585の刻印は何を表しているの?
585は貴金属の純度(品位)を千分率で表した数字です。金製品なら「金が1000分の585以上入っている」という意味で、K14・14Kと同じ純度になります。
刻印の数字は、純度を1000分のいくつで表したものです。日本ジュエリー協会の表示規定では、品位を「貴金属合金中に含まれる該当する貴金属の最低含有率」と定めています。
つまり585は、最低でも58.5%は金が入っている、という印なんです。K14は24分の14なので割り算すると約58.3%ですが、規格の数字は585と決められています。
日本ジュエリー協会の表(JIS H6309:2022)でも、カラット表示のK14に対応する品位は585です。造幣局の品位区分でも、585はK14に当たります。
| 刻印の書き方 | 表している内容 | 14金かどうか |
|---|---|---|
| 585 | 千分率の品位(1000分の585以上) | 金の刻印なら14金と同じ純度 |
| Au585 | 元素記号Au(金)と品位の組み合わせ | 14金と同じ純度 |
| K14 | 純金を24とした時の14(カラット表示) | 14金 |
| 14K | Kを数字の後ろに置いた書き方 | 14金を表す表記 |
| 14KT・14Kt | KTはカラットを表す書き方 | 14金を表す表記 |
おたからやの14金ページのよくある質問でも、585の刻印についてはっきり答えています。

この画面は、2026年10月21日に確認したおたからや公式の14金ページのよくある質問です。585は金の純度58.5%を示す国際的な品位表記で、K14と同じ純度、査定時もK14として扱うと書かれています。
585の数字は国際規格にもあります
『585って、外国の刻印なのかな』と思う方もいるかもしれません。実は585は、日本のJIS H6309にも、国際規格のISO 9202にもある品位の数字です。
おたからやも、特に欧米のジュエリーで585の刻印が広く使われていると説明しています。海外で買った物や、海外ブランドの物に585が多いのはそのためなんですね。
国名や知らない記号と一緒に585が並ぶケースは、ITALY 585など海外の585刻印で詳しく扱っています。
貴金属の585の刻印は、前に付く記号で金かプラチナかが変わります
585という数字だけでは、どの貴金属かは決まりません。Au585やK14なら金、Pt585ならプラチナの刻印です。数字の前後の記号まで読みましょう。
貴金属の刻印は「何の金属か」と「どれくらいの純度か」の組み合わせでできています。日本ジュエリー協会は、品位を元素記号と千分率の一体で表すと定めていて、例としてAu750(18金)を挙げています。
Auは金、Ptはプラチナを表す記号です。だから「Au585」は金が585、「Pt585」はプラチナの刻印で、14金ではありません。
指輪の内側に「Pt585」っぽい文字があって、14金だと思っていました。違うんですか?
Ptが前に付いていたら、プラチナの刻印なんです。数字が585で同じなので読み違えやすいところですね。小さくて読みにくい時は、スマホのカメラで拡大してみてください。
数字の後ろに付く文字にも注意が必要です。日本ジュエリー協会の規定では、GPは金めっき、GFは金張り(張り合わせた金合金の質量比が20分の1以上の素材)を表します。
| 刻印の例 | 読み方 | 売る時の扱い |
|---|---|---|
| Au585・K14 | 金の品位585 | 14金として金の重さで値段がつく |
| Pt585 | プラチナの品位585 | 14金ではない(プラチナとして見てもらう) |
| K14GP | 14金のめっき | 金としての値段はほとんどつかない |
| 1/20 14K GF・14KGF | 14金を張り合わせた金張り | 店によって扱いが分かれる |
| 585RG・14KT RG | 金張りかカラーゴールドか、文字だけでは決まらない | 店の分析で確かめる |
めっきや金張りは、表面にだけ金の層がある素材です。おたからやも、K14GPやK14GFは芯材の表面にだけ薄い14金の層を施した加工品で、内部には金が含まれていないと説明しています。
めっきの見分け方は14金メッキ(K14GP)は売れる?、金張りは14金張り(K14GF)の意味でまとめています。RGの読み方は585RG・14KT RGの刻印もどうぞ。
K14・14K・14KTはどう違う?
結論から言うと、K14・14K・14KTはどれも14金を表す書き方です。違うのは、Kを数字の前に置くか後ろに置くか、という表記の位置です。
日本ジュエリー協会は「海外では、18K(18 カラット)のように、K を数値の後ろに表示することがあるが、原則的には Kは数値の前に置く」としています。日本ではK14、海外の物では14Kと書かれることがある、ということですね。
14KTや14Ktの「KT」は、カラットを表す書き方です。メガネのフレームや筆記具で見かけることがあります。
大黒屋は、古い品物で「24K・18K・14K」のようにKが後ろにくる刻印を「アトK」と呼び、1つ下の品位で買い取る場合があると公式に書いています。14Kの刻印がある物は、店の分析で純度を確かめてもらうと安心です。
一方、おたからやは「K表記と数字表記の違いだけで、素材としての価値や含まれる金の割合に差はありません」と説明しています。
表記で迷ったら、刻印だけで決めずに分析してもらうのが確実です。K14と14Kの違いはK14と14K・14KTの違いでさらに詳しくまとめています。
色を表す文字(WG・PG・YG)が続く刻印
585やK14のすぐ後ろに、WG・PG・YGのような文字が付くことがあります。これは金の色を表す記号です。
日本ジュエリー協会の規定には、ホワイトゴールドの表示例として「K14WG」「Au585WG」が載っています。色が違っても、K14なら金の品位はどれも585です。
| 色の記号 | 色の名前 | 表示の例 |
|---|---|---|
| WG | ホワイトゴールド | K14WG・Au585WG |
| PG | ピンクゴールド | K14PG・585PG |
| YG | イエローゴールド | K14YG |
「K14PdWG」は、パラジウムを割り金にしたK14のホワイトゴールドを表す書き方です。金の品位はK14と同じなので、売る時も14金として見てもらえます。
ホワイトゴールドの売り方は14金ホワイトゴールド(K14WG)の買取価格で扱っています。
指輪やネックレスでは、刻印はどこにある?
『刻印を探したいけど、どこを見ればいいの?』という方も多いはずです。刻印はとても小さいので、場所の見当をつけてから探すと見つけやすいですよ。
田中貴金属のRE:TANAKAは「貴金属ジュエリーは留め具などに品位が刻印されている場合があります」と案内しています。なんぼやは、金のメガネの刻印はフレームの内側や鼻当ての部分にあるのが一般的だと書いています。
- 指輪: リングの内側(裏側)
- ネックレス: 引き輪やプレート(留め具の近くの小さな板)
- ブレスレット・バングル: 留め具や内側
- ピアス: ポストの根元やキャッチ以外の金具
- ペンダントトップ: 裏側やバチカ(チェーンを通す部分)
- メガネ: フレームの内側や鼻当ての近く
ネックレスの585の刻印は、引き輪とプレートを見ます
ネックレスの刻印は、留め具の近くにあることが多いです。プレートと呼ばれる小さな板に「585」や「K14」と打たれていることがあります。
ただ、日本ジュエリー協会は、機能上の理由で部品の一部に非貴金属を使うことがあると書いています。例として、引き輪のスプリングやキャッチが挙がっています。
引き輪に刻印が無くても、チェーン本体まで金ではないとは限りません。逆に、留め具の刻印が本体の素材と同じかどうかも、店で確かめてもらうと安心です。
指輪の585の刻印は、内側の文字を順番に読みます
指輪の内側には、585やK14のほかに、いくつかの文字や記号が並んでいることがあります。まず「Au」「K」「Pt」と数字の組み合わせを探すのがコツです。
読みにくい時は、明るい場所でスマホのカメラを使い、拡大して撮ってみてください。写真に残しておくと、店で「この刻印です」と見せる時にも便利です。

585以外の数字や記号は何を表しているの?
指輪の内側に「0.50」のような小数や、四角で囲まれたアルファベットが一緒に打たれていることがありますよね。気になって調べたくなる気持ちは自然です。
ただ、こうした数字や記号の意味は、メーカーや製品によって違います。この記事では、公的な決まりで説明できる範囲だけをお話ししますね。
金の純度を表すのは「585」「K14」「14K」「Au585」のような品位の表記です。それ以外の小数・記号・ロゴは、品位の数字ではないと考えてよく、意味を自分で決めつけないのが安心です。
日本ジュエリー協会の表にある金の品位の数字は、999・916・833・750・585・416・375・333です。0.50のような小数は、このどれにも当たりません。
| 見かける刻印 | 純度の表記かどうか | どうするか |
|---|---|---|
| 585・K14・14K・Au585 | 純度の表記 | 14金として見てもらう |
| 0.50などの小数 | 金の品位の数字ではない | 何の数字か店で聞く |
| 四角や丸で囲んだ文字 | 品位の数字ではない | 刻印の写真を見せて聞く |
| 日の丸とひし形の数字 | 造幣局の品位証明(ホールマーク) | 中の数字が品位 |
造幣局のホールマークに585がある時
日の丸のマークと、ひし形の中に数字が打たれていたら、造幣局のホールマークです。造幣局が品位試験をして、合格した物に打つ証明の記号なんです。
金の区分は999・916・750・585・416・375の6つで、ひし形の中が585ならK14に当たります。
造幣局は、このマークは任意の制度なので、市販の貴金属製品にはマークの無い物もあると案内しています。また「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません」とも書いています。K14の刻印は、メーカーや販売店が品位を表示した物と考えておきましょう。
585の刻印でよくある相談
知恵袋などで見かける相談を、要約してお答えします。
アクセサリーに585と書いてあるけど、意味が分からない
金の刻印としての585は、14金と同じ純度を表す数字です。K14と書く代わりに、千分率で純度を示している、と考えてください。
ただ、前に「Pt」が付いていればプラチナの刻印です。数字の前後をもう一度見てみましょう。
14K ITALY 585と刻印された2.5gほどのネックレスは売れる?
14Kと585が並んでいるなら、どちらも14金を表す刻印です。おたからやは、海外製のK14ジュエリーも専用の分析機器で純度を測って評価すると説明しています。
重さが軽くても、金の量に応じて値段はつきます。例えば2gなら26,644円、3gなら39,967円が、金の量だけで見た目安です(田中貴金属の2026年10月20日17時公表の金の店頭買取価格22,773円×0.585で計算)。
これは記事執筆日時点の参考値で、純金の地金の価格をもとにした計算です。14金の買取価格そのものではないので、この金額で売れるという意味ではありません。
K14WGと「0.50」の刻印がある指輪は何?
K14WGは、14金のホワイトゴールドという意味です。金の品位は585で、色が白いだけで14金として見てもらえます。
0.50のほうは、金の品位の数字ではありません。何を表すかは製品によって違うので、店で「この0.50は何の数字ですか」と聞いてみてください。
刻印の意味が全部は分からなくても、お店に持っていって大丈夫でしょうか?
大丈夫ですよ。店では刻印を見たうえで、機械で純度を測ってくれます。分からない記号があれば、そのまま「これは何ですか」と聞いて構いません。
刻印を見たら、売る前にどう確かめる?
『585の刻印があるなら、14金と思っていいのかな』と思いますよね。刻印は大きな手がかりですが、最後に純度を確かめるのは店の分析です。
RE:TANAKAは、品物の刻印で品位を確認したうえで、専用の蛍光X線検査装置で正確な品位を判定すると案内しています。おたからやも、蛍光X線分析装置で金の含有率を測ると書いています。
- 指輪の内側や留め具の刻印を、拡大して写真に撮る
- 585・K14・14Kの物と、それ以外の物に分ける
- GP・GF・Ptが付いていないかを見る
- 重さを量り、金の量だけで見た目安を出す
- 店で刻印を見せ、分析と計量をしてもらう
- 1gの単価と重さを聞いて、納得できたら売る
刻印が無い物や、すり減って読めない物も、捨てずに一緒に持っていきましょう。おたからやは、刻印が見当たらない14金製品でも査定できると説明しています。詳しくは刻印なしの14金は売れる?で扱っています。
重さ別の目安を出しておくと、話を聞きやすくなります
刻印で14金と分かったら、重さに応じた目安を出しておくと、提示額を聞く時に落ち着いて判断できます。
| 重さ | 14金の金の量だけで見た目安 |
|---|---|
| 1g | 13,322円 |
| 3g | 39,967円 |
| 5g | 66,611円 |
| 10g | 133,222円 |
これは田中貴金属が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格22,773円/g(税込)に、0.585と重さをかけた計算です。記事執筆日時点の参考値で、14金の買取価格そのものではありません。
店の1gの単価は、基準にする価格や手数料の扱いが店ごとに違います。売る前に2〜3社の当日の公表値を見てみるのがおすすめです。

店では「585の刻印がある指輪です。14金として見てもらえますか」と伝えれば十分です。刻印の写真を見せながら聞くと、話が早く進みますよ。
実際の値段は、品物を見てもらって初めて分かります。査定料のかからない店で、まず金額を聞いてみるのも1つの方法です。
PR|金・貴金属の買取
14金の査定額を確かめる
K14・14K・585の刻印がある品は、切れたチェーンや片方だけのピアス、刻印が読めない物でも、1点から金として査定を受けられます。ハワイアンジュエリーや金縁メガネ、万年筆のペン先も相談でき、店頭のほか出張査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
提示額を聞いたあとで、売らずに身に着けると決めてもかまいません。形見として残すのも、立派な選択肢です。
刻印を読もうとして、研磨剤や薬品でこすってしまうこと。おたからやは、研磨剤入りの金属磨きはメッキや刻印を削ってしまう恐れがあると注意しています。汚れが気になる時は、やわらかい布で軽く拭く程度にとどめましょう。
本物かどうかが気になる時の家での確かめ方は、14金の本物の見分け方でまとめています。
よくある質問
585の刻印は14金ですか?
金の刻印としての585は、14金(K14)と同じ純度を表します。ただ「Pt585」はプラチナの刻印です。
585とK14では、売る時の値段に差がありますか?
おたからやは、K表記と数字表記の違いだけで素材としての価値に差は無いと説明しています。店では分析で純度を確かめて値段を出します。
14Kと刻印された物も14金として売れますか?
14Kは14金を表す書き方です。店によっては後ろKの物を分析の結果で扱うことがあるので、査定で確かめてもらいましょう。
585の後ろにGPやGFと付いていたら?
GPは金めっき、GFは金張りの記号です。金としての値段はほとんどつかないので、扱うかどうかを店に聞いてみてください。
刻印の意味が分からない記号があっても査定してもらえますか?
してもらえます。刻印を写真に撮っておき、店で「これは何ですか」と聞けば大丈夫です。
まとめ
- 金の585の刻印は「金が1000分の585以上」で、14金と同じ純度
- Au585・K14・14K・14KTはどれも14金を表す書き方
- Pt585はプラチナ、GPはめっき、GFは金張りの記号
- 刻印は指輪の内側や留め具、ネックレスのプレートを探す
- 0.50などの小数や囲み文字は品位の数字ではない
- 最後に純度を確かめるのは店の分析
14金の値段の計算から店の選び方までは14金の買取ガイドで、純度そのものの話は14金の純度と金の割合で詳しくお話ししています。







コメント