当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
引き出しから出てきた金色のネックレス。「14K」と書いてあるけれど、これって本物の14金なのかな、と気になりますよね。
結論から言うと、14金が本物かどうかは家では「目安」まで、決め手は店の分析です。この記事では、刻印・色はげ・磁石・重さの順に家で確かめる方法と、店での見分け方をお話しします。
母の引き出しから「14K」と刻印のあるネックレスが出てきました。本物かどうか、家で確かめる方法はありますか?
ありますよ。刻印、色はげ、磁石、重さの順に見ていくと、おかしな点に気づきやすくなります。ただ、最後の判断は店の分析になるので、その前の下準備だと思ってくださいね。
14金が本物かどうか、家でどこまで分かる?
家でできるのは「おかしな点に気づく」ところまでです。造幣局も、貴金属の品位は目で見て分かるものではないと案内しています。本物かどうかと純度は、店の蛍光X線などの分析で確かめます。
14金(K14)は、金が約58.5%(585)入った合金です。残りの約4割は銀や銅、パラジウムなどの「割り金」なんです。
金の割合が見た目に出るわけではないので、色の濃さや輝きで本物かどうかを決めることはできません。
| 家でできる確認 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| ①刻印を見る | 14金・めっき・金張りの表示 | 刻印が本当かどうか |
| ②色はげを見る | 下から別の色が出ていないか | 中身の純度 |
| ③磁石を当てる | 本体が強くくっつくかどうか | めっきかどうか |
| ④重さを量る | 値段の計算に使う重さ | 本物かどうか |
『全部やっても分からないなら、意味がないのでは?』と思うかもしれません。
そんなことはないんです。事前に見ておくと、店で「この部分が気になる」と具体的に聞けますし、結果にも納得しやすくなりますよ。
品物ごとに、どこから見ればいい?
品物の種類や手に入れた経緯によって、最初に見るところは少し変わります。例えばこんな場面で考えてみてください。
| こんな品物 | 最初に見るところ | ひとこと |
|---|---|---|
| 親から譲り受けたネックレス | 留め具のプレートの刻印 | 刻印が小さいので拡大して読む |
| ハワイ旅行で買った14Kのバングル | 内側の刻印と、角の色はげ | 刻印の後ろの文字まで読む |
| フリマで買った指輪 | 刻印と、石のまわりの色 | 取引の説明も残しておく |
| 刻印の無い古い指輪 | 内側の色はげ | 刻印が無くても店で測れる |

①まず刻印を見る:K14・585とGP・GFの違い
刻印って、どこに入っているものなんですか?小さくて見つけられないんです。
ネックレスなら留め具の近くのプレート、指輪なら内側が多いですよ。スマホのカメラで拡大すると読みやすくなります。
14金の刻印は、「K14」「14K」「14KT」「585」「Au585」などです。おたからやは、585はK14と同じ純度を表す国際的な表記で、K表記と数字表記の違いだけだと説明しています。
大事なのは、数字のすぐ後ろに続く文字です。
| 刻印の例 | 意味 |
|---|---|
| K14・14K・14KT・585・Au585 | 14金 |
| K14GP・14KGP | 14金めっき(表面の膜だけが14金) |
| K14GF・1/20 14KGF | 14金張り(14金を張り合わせた素材) |
| Pt585 | プラチナの刻印で、14金ではない |
日本ジュエリー協会の規定では、GPは金めっき、GFは張り合わせた金合金の質量比が20分の1以上の素材と定められています。めっきの見分け方は14金メッキ(K14GP)の刻印の見分け方で詳しく扱っています。
刻印が無い14金もあります
日本ジュエリー協会は、日本では刻印は強制ではないものの、貴金属の種類と純度はほとんどの物に刻印されている、と説明しています。
一方で、アンティークや歴史的なジュエリーには、本体に品位の刻印が無い物もあるとされています。刻印が無いから偽物、とは言い切れないんです。
日の丸とひし形のマークは造幣局の証明
造幣局は、依頼を受けて品位を試験し、合格した製品に日の丸とひし形の数字のマーク(ホールマーク)を打っています。14金の区分は「585」です。
ただし、この制度は任意なので、マークの無い本物もたくさんあります。また、造幣局は「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません」とも案内しています。
- 留め具の近くやリングの内側の刻印を探す
- K14・14K・585などの数字を読む
- 後ろにGP・GF・1/20が付いていないかを見る
- Pt585のようにPtが付いていないかを見る
- 読めない時は、読めないまま店に持っていく
刻印の場所や読み方は、585の刻印の意味とK14・14K・14KTの見方にまとめています。
後ろにKが付く「14K」は店で確かめることも
おたからやは、K14と14Kは表記の違いだけだと説明しています。一方で大黒屋は、「24K・18K・14K」のようにKが後ろにくる刻印の品を、1つ下の品位で買い取る場合があると案内しています。
つまり、14Kの刻印があっても、最後は店の分析しだいということです。『14Kだから本物の14金』と決めつけず、結果を聞いてから考えましょう。
②色はげ・変色を見る:めっきは下地が出ることも
次は、明るい場所で品物の色を見てみましょう。ポイントは、こすれやすい場所です。
おたからやは、K14GP(めっき)やK14GF(金張り)は、真鍮などの芯材の表面にだけ薄い14金の層をつけた加工品だと説明しています。
表面だけが金なので、長く使ううちに角や留め具の近くがすれて、下の金属の色が見えてくることがあるんです。
色はげを探す場所
色の変わり目は、肌や服とよくこすれる場所に出やすいです。品物ごとに、次のあたりを見てみてください。
- ネックレス: 留め具のまわりと、チェーンの折れ曲がる部分
- 指輪: 手のひら側の内側と、腕の角
- ブレスレット・バングル: 机に当たりやすい外側の面
- ピアス: 耳に通す軸の根もと
明るい窓ぎわで、角度を変えながら見るのがコツです。スマホのライトを横から当てると、色の違いが分かりやすくなりますよ。
- 角や留め具のまわりだけ色が違う
- 金色の下から白っぽい色や赤茶色が見える
- 刻印にGP・GFが付いていることが多い
- 全体がくすんで暗く見える
- 布で軽く拭くと少し明るくなることがある
- 刻印はK14・585のまま
ここで覚えておきたいのは、黒ずみは偽物のしるしではないということです。
おたからやは、K14は金以外の金属が多く含まれるため、K18やK24と比べると変色しやすい傾向があると説明しています。
めっきと金張りは、どちらも表面だけが14金という点では同じです。日本ジュエリー協会の規定では、金張りの「1/20」などの数字は厚みではなく材料の質量比を表すとされています。どちらも金の量は14金の品とは大きく違うので、色はげに気づいたら刻印もあわせて見直してみてください。
『黒くなっているから、本物じゃないかも…』と心配する方も多いはずです。でも、14金ならむしろ起こりやすい変化なんですね。黒ずんだ14金については変色・黒ずんだ14金は売れる?で詳しく扱っています。
表面を削ったり、研磨剤や薬品で磨いたりして中身を確かめるのはやめておきましょう。おたからやも、無理に磨くと表面を傷つけたり色味を損ねたりする恐れがあるとして、やわらかい布で軽く拭く程度をすすめています。
③磁石と④重さ:家での目安と限界
磁石は「気づくきっかけ」
金は一般的に、磁石につかない金属と言われています。ただ、公的機関が数値つきで示した資料は確認できなかったので、あくまで目安として使ってください。
注意したいのは、留め具です。日本ジュエリー協会の規定には、引き輪のスプリングやキャッチなどに、機能のため貴金属以外の金属を使うことがあると書かれています。
磁石を当てたら、留め具のところだけくっつきました。やっぱり偽物でしょうか?
留め具だけなら、中のばねが反応しているのかもしれません。チェーンの真ん中に当て直してみてください。それでも、磁石だけで答えを出さないのが大事です。
当てる時は、家にある冷蔵庫用の磁石で十分です。品物を布の上に置いて、チェーンなら留め具から離れた真ん中、指輪なら石の無い腕の部分に軽く当ててみてください。
結果は「留め具は反応した」「本体は反応しなかった」のように、場所ごとにメモしておきましょう。強くこすったり引っぱったりすると、細いチェーンを傷めることがあるので気をつけてくださいね。
逆に、磁石につかないからといって本物とも限りません。めっき品の中身が磁石につかない金属なら、反応しないからです。詳しくは14金は磁石につく?をどうぞ。
重さは値段の計算に使う
重さは、本物かどうかを決める材料というより、値段の目安を出すために量っておくものです。キッチンスケールで十分ですよ。
田中貴金属が2026年10月20日17時に公表した金の店頭買取価格22,773円/g(税込)に、14金の品位をかけた目安は次のとおりです。記事執筆日時点の参考値で、純金の地金の価格をもとにした計算です。14金の買取価格そのものではありません。
| 例えばこの重さなら | 金の量だけで見た目安(14金) |
|---|---|
| 1g | 13,322円 |
| 3g | 39,967円 |
| 5g | 66,611円 |
| 10g | 133,222円 |
『重さを量れば、本物かどうかも分かるのでは?』と思う方もいますよね。
体積と重さの関係(比重)から金の割合を見る方法はあります。ただ、石や部品が付いている品では家で正確に測るのは難しく、比重の判断は店に任せるのが安心です。
- 0.1g単位で量れるキッチンスケールを使う
- 品物は1点ずつ量って、紙にメモする
- 石や飾りが付いている物は「石付き」と書き添える
- 純度の違う物は、重さも分けて量る
例えば、譲り受けたネックレスと指輪を一緒に量ってしまうと、あとで純度ごとの計算ができなくなります。面倒でも1点ずつにしておくと、店の明細と見比べやすいですよ。
店では14金が本物かどうかをどう見分ける?
店では、まず刻印を見て、そのうえで機械で成分を測るのが一般的です。
RE:TANAKA(田中貴金属)は、刻印で品位を確認したうえで、専用の蛍光X線検査装置で正確な品位を判定すると案内しています。おたからやも、刻印が見当たらない14金製品を蛍光X線分析装置で測ると説明しています。
なんぼやは、刻印の無い品は比重など貴金属の詳細を調べることがあり、少し時間がかかる場合もあると案内しています。
| 店での見分け方 | どんな方法か |
|---|---|
| 刻印の確認 | K14・585やGP・GFの表示を見る |
| 蛍光X線分析 | 機械で表面の成分を測り、金の割合を見る |
| 比重 | 重さと体積の関係から、金の割合を見る |
店で調べてもらう時、何と言えばいいか迷います。
「本物の14金か分からないので、分析して純度を教えてください」で十分ですよ。家で気になった点も、そのまま伝えてみてください。
- 刻印・色はげ・磁石で気になった点をメモする
- 品物は磨いたり外したりせず、そのまま持っていく
- 「本物か分からないので純度を教えてください」と伝える
- どの部分を、どうやって測ったかを聞く
- 純度・重さ・1gあたりの単価を聞いてから決める
査定でどんなところを見られるかは、14金の査定で見られることで詳しく扱っています。
家で調べた結果と、店の結果が違ったら
家では「刻印はK14で、磁石にもつかない」と思っていたのに、店では別の答えが出ることもあります。
そんな時は、店の分析のほうが中身まで見ている、と考えるのが自然です。ただ、方法や買い取れる範囲は店ごとに違うので、どうしても納得できない時は別の店でも測ってもらいましょう。
2つの店で同じ答えなら、その結果を受け止めて次を考えやすくなります。

「比重が出ない」「金製品ではない」と言われた時は
せっかく持っていったのに、こう言われるとショックですよね。ただ、それで「全部偽物」と決まるわけではありません。
| 言われたこと | 考えられること | 次にできること |
|---|---|---|
| 比重が出ない | 石付き・中が空洞・部品が多いなどで測りにくい | 蛍光X線で測れる店に見てもらう |
| 金製品ではない | めっき・金張り、または刻印と中身の違い | 刻印の後ろのGP・GFを見直す |
| 18金ではなく14金 | パーツごとに純度が違う、刻印の読み違い | どの部分かを聞く |
| 買取できない | 店の買い取れる範囲の外 | 扱いを明記している店で聞いてみる |
日本ジュエリー協会の規定には、中が空洞の製品に「中空」と表示するルールもあります。中が空洞の品は、見た目の大きさのわりに軽く感じることもあるんです。
その場ではこう聞いてみましょう
断られた時は、気まずくても理由を1つだけ聞いておくと、次に動きやすくなります。
例えば「どの部分が金ではないと判断されましたか」「刻印と測った結果、どちらで判断されましたか」と聞くと、答えがはっきりしやすいです。
答えをメモしておけば、別の店に持っていった時に「前の店ではこう言われました」とそのまま伝えられます。
18金だと思っていた物が14金と言われた場合は、18金だと思ったら14金だった時の確かめ方も参考にしてみてください。
同じ品でも、店の方法や買い取れる範囲によって答えが変わることがあります。1つの店の結果に納得できなければ、売らずに持ち帰って、別の店でも見てもらってかまいません。
14金の本物でよくある相談
知恵袋などで見かける相談を、要約してお答えしますね。
K14WGの指輪を、比重が出ないと断られた
『刻印があるのに…』とがっかりしますよね。ホワイトゴールドは、白さを出すためにパラジウムやニッケルを割り金に使う、と日本ジュエリー協会は説明しています。
指輪に石が付いていると、比重では測りにくいこともあります。蛍光X線で成分を測る店で、もう一度見てもらう方法がありますよ。ホワイトゴールドの扱いは14金ホワイトゴールド(K14WG)の買取でまとめています。
14Kの刻印がある指輪の石がガラスだった。金も偽物?
石と金の部分は、別々に考えて大丈夫です。石がガラスでも、それだけで地金が14金ではないとは言えません。
RE:TANAKAは、石などの付属品は評価せず、金などの地金部分だけを評価すると案内しています。地金が14金なら、その重さに応じた値段がつきます。
石を外すかどうかは、自分で決めずに店に聞いてみてください。RE:TANAKAは、付属品は可能な限り外して返すものの、品物によっては外せなかったり、外す時に傷が付いたりする場合があると案内しています。
ハワイアンジュエリーは14金が本物って本当?
おたからやは、ハワイアンジュエリーは14金で作られていることが多く、18金に比べて純度はやや低めでも、金としての価値はしっかり残っていると説明しています。
ただ、ハワイアン風のデザインでも素材はさまざまです。刻印を見て、迷ったら店で確かめましょう。
おたからやは、少量の金でも査定し、リング1点や小さな破片でも受け付けると案内しています。査定料・鑑定料はかからないので、本物か確かめるつもりで見てもらうのも1つの方法です。
PR|金・貴金属の買取
14金の査定額を確かめる
K14・14K・585の刻印がある品は、切れたチェーンや片方だけのピアス、刻印が読めない物でも、1点から金として査定を受けられます。ハワイアンジュエリーや金縁メガネ、万年筆のペン先も相談でき、店頭のほか出張査定も選べます。金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
提示額に納得できなければ、その場で売らなくてかまいません。形見として残すか、手放すかは、結果を聞いてからゆっくり決めてくださいね。
よくある質問
14金が本物かどうか、家で確実に見分けられますか?
家では確実には見分けられません。刻印・色はげ・磁石で目安を見て、最後は店の蛍光X線などの分析で確かめましょう。
刻印が無い14金は偽物ですか?
そうとは限りません。日本では刻印は強制ではなく、アンティークなど刻印の無い本物もあります。店の分析で確かめてもらいましょう。
黒ずんでいる14金は偽物ですか?
偽物のしるしではありません。14金は金以外の金属を多く含むため、18金などより変色しやすい傾向があります。
磁石につかなければ本物ですか?
本物とは限りません。めっき品でも中身の金属によっては磁石につかないので、ほかの確認とあわせて見ましょう。
本物か確かめるだけで店に行ってもいいですか?
査定料のかからない店なら、確かめるだけでも大丈夫です。金額を聞いてから売るかどうかを決められます。
まとめ
- 14金が本物かどうかは、家では「目安」まで。決め手は店の分析
- 刻印はK14・585を確認し、後ろのGP・GF・1/20やPt585を見落とさない
- 色はげはめっき・金張りのサイン。黒ずみは14金でも起こる
- 磁石は気づくきっかけ。重さは値段の計算に使う
- 「比重が出ない」と言われても、別の方法で測れる店で確かめられる
14金の売り方全体は14金の買取ガイドで、値段の計算から店の選び方まで順番にまとめています。







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